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関東大震災

先日、名大減災連携研究センターの武村雅之教授のご案内で、日泰寺(注)周辺(境内?)の関東大震災の供養塔・慰霊碑等を巡る「防災・減災ツアー」に参加しました。

以下は当日のご説明と教授の著書「減災と復興 明治村が語る関東大震災(風媒社)」からの引用です。

 

供養塔は派遣された慰問̪使が持ち帰った御遺骨をお納めしたもので、今でも毎年供養が行われている。

慰霊碑は二つ、それぞれ有志が建立したもので、このような碑は市内の他の場所にもある。

震災後、愛知県には約16万人が避難し、寺院、教会、富豪はもとより貧者の一燈で一人二人でも宿泊させたいとの申し出があり、避難者の収容に支障が出ることはなかった。

このような受け入れは名古屋に限らず、他県でも今に伝わっている。

このような背景から、他にも多くの慰霊碑等が建立されたのではないかと想像され、当時の人々の心をいまに伝える貴重な震災遺構である。

(注)覚王山日泰寺名古屋市千種区。「日本で唯一のいずれの宗派にも属さない寺院で、釈尊のご真骨をタイ国より拝受し1904年に創建された。(同寺ホームページより抜粋)」

 

さて、東南海地震で首都圏や東海地区が被災したらどうなるのでしょうか?

なかなかイメージができませんが、先日の台風では避難所がいっぱいで引き返した、というニュースもありましし、プレハブ等の仮設住宅も限られることでしょう。

富者・貧者の自宅等でどのくらいの被災者を収容できるのでしょうか?

それにしても先ず「在宅避難」。早急に準備を進めるべきと、あらためて強く思います。